2024-05-27

【FF7リバース体験版】画面酔い(3D酔い)との闘い

「FF7リバース体験版」はぐれチョコボがかわいい
「ファイナルファンタジー7 リバース」の体験版をプレイしてみました。
プレイ時に感じた事や当時の状況を忘れないうちに記録しておこうと思います。体験版に関する情報が含まれていますので、「プレイ前に余計な情報は入れたくない!」という方がいましたら、体験版クリア後に再度来ていただけると助かります。


「ファイナルファンタジー7リバース」は、2020年に発売された「ファイナルファンタジー7リメイク」の続編にあたります。リバースは3部作の2作目で、これを(家族が)プレイする為にプレイステーション5本体を購入しました。

オリジナル版、「リメイク」、「リバース」と、家族がプレイしているのを横で見ていたので(クリア済)、物語の流れは大体把握していますが、おそらく自分では最後まで出来ないであろうとプレイ前から分かっていました。

どうしても、画面酔いしてしまうのです。

人のプレイを見るにしても、自分が実際にプレイするにしても、視点があちらこちら動くせいか、ダメな時は10分ほどで頭痛や吐き気がひどくなってしまいます。家族がプレイする際は画面を見過ぎないように気をつければいいのですが、自分がプレイする場合はそういうわけにはいかないし、設定を変更して酔い止め対策(下記参照)を講じても自分にはあまり効果がなく、体験版を完遂するのが限度でした。


【参考】ゲーム酔い(3D酔い)しないように講じた対策
「メインメニュー」から「SYSTEM」→「OPTIONS」と進み、さらに各種設定をする。

・「ゲームプレイ設定」で、ナビゲーションマップを「固定」にする。マップが北向きになるので迷いにくい(無駄にフィールドをウロウロしない)はず。

・「カメラ設定」で、「カメラ距離:フィールド」と「カメラ距離:バトル」を「3」にする。カメラの位置が遠くなる(俯瞰でとらえるのが良いとのこと)。「カメラ進行方向補正」、「カメラ攻撃方向補正」、「カメラ斜面補正」、「カメラ空間補正」、「クライミングやハシゴのカメラ自動補正」をすべて「無効」にする。「カメラ感度」を「1」にする。「画面振動設定」を「振動しない」にする。
 
・「グラフィックス設定」で、グラフィックの「画面モード」を「パフォーマンス」にする。

もちろん、「こまめに休憩をとる」とか「画面を凝視しすぎない」といった基本的なことも忘れずに。
まぁ、ここまでやったのに駄目だったんですけどね。

 
確実に画面酔いすると分かっていたのに、それでも体験版をプレイしたのはなぜか?
それは、「はぐれチョコボ」と呼ばれるキャラクターに会いたかったから。
(家族がプレイしているのを見て一目ぼれしてしまったのです。)

 
こちらが「はぐれチョコボ」です。かわいい!
このはぐれチョコボちゃんを愛でるために、会えるところまで頑張ってプレイしようと思ったわけです。
選択肢としては、
・体験版のジュノンエリア編までプレイする
・製品版のチャプター2まで進める
の2通りがあり、前者を選択した形になりました。
 
以下、画面酔いとの激闘記録になります。感想も軽く書き残しておきます(本来はこちらがメインでなければいけないと思うのですが、物語やバトルを楽しむ状況ではない時もあったので仕方ない)。
自分は体験版をクリアするまで9日ほどかかってしまいましたが、普通にプレイするのならばトータル2~3時間程度でクリア出来るかと思います。

 ↓
 
 
・2024年5月中旬、プレイ開始
まずは体験版の「ニブルヘイム編」から始める(これを終わらせないと「ジュノンエリア編」が解放されない)。
主人公のクラウドを操作。慣れないせいか小さな村なのに迷ってしまい、村の宿屋と給水塔に行くだけで早速画面酔いになる。設定画面の確認・変更とプレイ時間を合わせて30分ほどでこの日は終了。その後も体調が回復するまで時間がかかってしまった。 村の作り込みをもっとじっくり見たかったけれど仕方ない。
 
 
・プレイ2日目
クラウドの幼馴染・ティファの家へ。室内のインテリアや小物類、壁に貼られているポスターなど、細かい作り込みに感動しスクリーンショットを撮っていく。彼女の部屋のタンスを開けたことを白状して怒られる。やはりこの日も画面酔いしてしまい、その後の探索が疎かになる(なのでピアノはスルー)。
その後、ニブル山へ。最初の戦闘?だけ行う。
 
 
・プレイ3日目
目的地に着くまでのんびり移動。途中ゆっくりと景色を楽しむ。このあたりでアクションを楽しむことを断念。難易度はEASYに、バトルモードをクラシック(オート戦闘)に切り替える。戦闘中はほぼ無操作。「かぜ」のマテリアを拾い、魔晄測定場の入り口前まで行く。体調が完全に悪くなる前に撤収。目の奥が痛い。
 
 
・プレイ4日目
つり橋でいろいろあった後、英雄セフィロスが戦闘に加わる。メインメニュー内にも表示される。当たり前だけどステータスの高さに惚れ惚れする。先に進みたい気持ちがあるものの、体調悪くなる前にプレイ終了。
 
 
・プレイ5日目
天然のマテリアが美しい。そしてセフィロスが強すぎる。オート戦闘にしているので何も操作せずに終わる。楽しさが半減している気もしなくもない。プレイ時間は10分ほど、酔う前に撤収。
 
 
・プレイ6日目
マテリアキーパーとのバトル。剣を構えるこの姿が上手く撮れなかったのでやり直す。その後もストーリーが進み、体調が悪くなる前に撤収したいものの辞め時を逃してしまう。
結局このまま最後までプレイし、体験版ニブルヘイム編終了。画面酔いしないプレイヤーさんならばじっくり探索したとしても1時間ちょっとでクリア出来ると思われる。
ここで体験版「ジュノンエリア編」解放。十分な休憩の後、ジュノンエリア編のオープニングだけ見て終了。はぐれチョコボちゃんに会いたいだけなのに、前段階で6日を要してしまった。
 
 
・プレイ7日目
体験版「ジュノンエリア編」を本格的に開始。強そうな敵がいるのを避けつつ、まずは探索。予想よりも行動できる範囲が狭かった。まぁ体験版だし仕方ない。
アンダージュノンに行くと話が進んでしまうようなので、そこを避けながら地図を埋めていく。アイテムクラフトもお試しできるらしく、素材を拾いつつポーション等のアイテムを作ってみる。
途中、ついに念願のはぐれチョコボちゃんに会う!気がつかないふりをすると視界に入ってくるようにクラウドの周辺をうろつく姿がすごくかわいい!
スクリーンショットも大量に撮る。夢中になって撮り続けた結果、画面酔い。 今回は休憩を怠った自分が悪い。
 
 
・プレイ8日目
はぐれチョコボちゃんに会うという目的は達成されたものの、せっかくなので体験版クリアするまで続けてみる。おなじみの黄色いチョコボがいる場所を2か所発見。ひとつはガボン牧場で、もうひとつは製品版で山チョコボを捕まえる時に行く場所の模様。ちなみに体験版だと最初からチョコボが乗れる状態。お宝探しも出来る。チョコボはもちろん可愛いし、牧場内の小物使いも素敵で、やはりスクリーンショットを大量に撮る悪い癖が出てしまう。カメラ操作がいけないのか、やっぱり酔う。

休憩を挟みつつ、牧場にある自動販売機?でマテリアを購入したり、チョコボの装具の色を変更したり、体験版で試せるものはすべて試してみる。
探索がある程度終わり、バトルシミュレーターや各地のいる敵にもチャレンジする。戦闘をあまり理解していないままなんとなく勝っている感じ(ヒート状態やバースト状態は狙ってても出来ない敵もいてなかなか難しい)。画面内に表示される大量の情報を把握するのがすごく疲れる。まぁ自分のプレイ目的が「はぐれチョコボに会う」なので、ここはあまり深入りせず無難に終わらせたいところ。

 
・プレイ9日目(最終日)
バトルシミュレーターで召喚獣フェニックス戦。体験版且つEASYモードだし、このあたりはフェニックスさん側も手を抜いてくれているんだと思う。
はぐれチョコボちゃんを愛でる以外のことはすべて終わったようなので、ついにアンダージュノンへ。どんどん話が進み(寄り道ができない)、体験版でのラスボス・ボトムスウェル戦。その直前にユフィ登場のムービーが流れたのだけれど、そこで画面酔いしてしまう。体験版を始めて最大の吐き気に襲われる。臨場感ある映像は脳が情報処理しきれないのかもしれない。一旦ポーズを挟み小休止するも、せっかくのボス戦だというのに戦略を試すとか連携技を見るとか、そんな余裕は全くなかった。とにかく具合が悪い、辛い。
なんとか勝利し、体験版はここで終了。
 
 
・その後、不定期に。
この世界には「チョコボストップ」と呼ばれる場所があり、マップから選択して移動したり(ファストトラベル)、「ざぶとん」というアイテムを使うとHPやMPが全回復できるようになる。倒れている標識を修復することでチョコボストップを利用することができる。
はぐれチョコボちゃんはチョコボストップの近くにいるので、「標識を直して!」とクラウド達を呼びに来るんだと思う。

体験版で行ける範囲にあるチョコボストップは全部で3か所。これまでずっと温存していたのだけれど、初めてチョコボストップの1つを修復。
修復することで、今まで呼びに来ていたはぐれチョコボちゃんはそこに常駐することになる。ちょこまか動く姿は見られなくなる代わりに、頭をなでることができるようになる(記事冒頭の画像がその様子)。
チョコボストップごとにはぐれチョコボちゃんがいるので、1か所修復しても別のチョコボストップ担当のはぐれチョコボちゃんが相変わらず周囲をウロウロしている。なので、動き回る姿を愛でることも、ひたすらに頭をなでることもどちらも楽しめる。

チョコボストップのそばでセーブして終了。ロードしたら即はぐれチョコボちゃんに会える状態に。これで好きな時に好きなだけなでることができる!
 
 
体験版をプレイしていくうちに画面に慣れて酔わなくなるのでは?と淡い期待を抱いていましたが、少し軽減された程度で酔うのは相変わらず。頭痛と吐き気と目の痛みで回復に数時間(下手したら翌朝まで)かかってしまう。
同じPS5でプレイした「龍が如く8」では、画面酔いを起こしたのはプレイ開始直後だけだったんですけどね。画面から伝わるリアルな感じはそんなに変わらないと思うのですが、なぜここまで体調に差が出たのかが分からなかったりします。

 
なので自分の、FF7リバースでの冒険はここまでになります。
もしも画面酔いがある程度克服できたのであれば、せめて製品版の最初に会えるはぐれチョコボちゃんのところまでプレイしたかったのですが、それすら叶わなさそうです。
 
 
「画面酔いする」と「はぐれチョコボに会いたい」を天秤にかけた結果、今回はちょっとだけ無理をしました。けれどそれは運よく「体験版」があったから。ちょっとだけ頑張れば最低限の願いが叶う、という落としどころがあったから。
画面酔いが原因で遊ぶゲームが限定されるのは辛い事です。けれど「合う・合わない」や「出来る・出来ない」は受け入れないといけないし、体調に影響を及ぼすものを無理して行う必要はないと思います。

FF7リバースのストーリーやバトルに関しては、家族がプレイしているのを横で見ていて、いろいろと想う部分はあったりします。
体験版しかプレイできなかった自分からは深く語ることができないけれど、少なくとも体験版の範囲内は物語の導入部分も探索もバトルもひととおり楽しめました。画面酔いの心配がないプレイヤーさんならばもっと楽しめるはず。
個人的には、風景や民家のインテリアなどの細かな作りが気に入っていて、ゆっくりとこの世界を観光?お散歩?したいくらいでした。
 
 
ブログ的には単発企画として記事が書ければそれで満足なのですが、はぐれチョコボちゃんの画像がたっくさんありまして、うちの可愛いはぐれチョコボちゃんを見てほしい!という気持ちが大きくなり、急遽「写真館」を作ることにしました。よろしければこちらも観ていただけると嬉しいです。


© SQUARE ENIX
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO