2025-04-03

【アーケードアーカイブス】戦球のキャラバンモードに挑戦してみた(腕前判定モード編)

アーケードアーカイブス「戦球」の、キャラバンモード挑戦記です(腕前判定モード編)。
アーケードアーカイブス(アケアカ)の「戦球」(せんきゅう)を発売日にプレイしてみました。
 
アケアカに関しては「エメラルディア」「キューブリック」「でろ~んでろでろ」「vs.バベルの塔」に続き、今回が5作品目の購入になります。いつものように「せっかく買ったのだから」と発売日当日にキャラバンモード(デフォルトのゲーム設定でプレイし制限時間5分間で高得点を目指すモード)に挑戦してみました。
当記事ではゲームに関する基本情報と、キャラバンモード挑戦日当日の様子(行動記録?)、公式番組「アーケードアーカイバー」が非常に楽しかったということを書いていきたいと思っております。よろしければお付き合いください。
 
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「戦球」(せんきゅう)は、1995年にセイブ開発から発売されたパズルゲーム。いわゆる落ち物系。
三角の形をした3個1組の色球が画面の上から落下してくる。これらをフィールド内に配置していき、同じ色の球を4つ以上並べると消すことができる。色球は赤、黄、ピンク、緑、青、水色(レベルが上がると追加)の計6種類。
一人で遊ぶ「ノーマルモード」と「腕前判定モード」、二人で遊ぶ「対戦モード」がある。
 
「ノーマルモード」や「対戦モード」の場合、連鎖を組めば相手側におじゃま球(目玉のついた球)を送れる。おじゃま球の隣に同色の球を4つ以上並べて消すと、おじゃま球を元の球に戻せる。また、透明(空)のおじゃま球は隣の色球を吸い込む性質を持つ。
連鎖を仕掛けて攻撃し、相手側を最上段まで積み上げさせれば勝ち。
 
「腕前判定モード」の場合、連鎖の回数や最大連鎖数がカウントされ、色球を消していくとレベルが上昇し、落下してくるスピードが速くなっていく。また、レベル5からおじゃま球が、レベル15から水色の色球が追加される。
最上段まで積み上がったらゲーム終了。「到達レベル」「最大連鎖数」「技術点」の3つから総合得点が算出され(最高で100点)、総合得点×1000点分のボーナスがスコアに加算される。
 
アーケード版が出た翌年の1996年にプレイステーション版が発売。「めざせ!戦球王」というタイトルで発売されたとのこと。それ以来の移植となる。
今回のアーケードアーカイブスへの移植版はプレイステーション4とニンテンドースイッチで配信されており、これらのオリジナルモードだけでなく、アケアカ配信タイトルではおなじみの「ハイスコアモード」(デフォルトの難易度設定で高得点を競うもの)や「キャラバンモード」(制限時間5分間でのスコアを競うもの)もプレイすることが可能で、得点はオンラインランキングに任意で登録することができる。
 
 
以下、挑戦前日までの様子と当日のプレイ記録になります。
「戦球」 挑戦日 2025年3月21日(金)
 
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・まさか、まさかである。いつもとは違う。今回はイレギュラーの連続だった。
・完全に油断していた。これまで「vs.バベルの塔」をずっとやっていた。無駄のない動きを極めようと絶賛やり込み中だった。
 
・基本的に、アケアカの新作リリース日は木曜で、前日(水曜)の夕方5時くらいにタイトルが発表される。
今週はなぜかリリース日が金曜になるらしく(理由はよく分からないけれど、木曜が祝日だから?)、それについては事前に告知されていた。だから新作タイトルの発表は、リリース前日(今回なら木曜)の夕方5時か、いつもどおりの水曜夕方5時だと思っていた。
・それなのに、まさか火曜日(リリース3日前)の夕方5時過ぎに発表されていたとは。夕飯後に家族が「今度のアケアカ「戦球」だって」と教えてくれなければ分からなかった。しかもパズルゲームの様相。
・パズルゲームが同じ月に2回も。昨年8月の「でろ~んでろでろ」以降、あれだけ待っていたというのに出てこなかったパズルゲームが、半月後に再びやってきた。前回の激闘の疲れがやっと取れたくらいだというのに、またあの戦いに身を投じなければならないのか。いや別に参加しなければいけないって訳じゃないけども。
 
・紹介動画を一度見る。落ち物パズルゲームはコツがつかめていないのでおそらく苦手分野。
・相変わらず左肩が痛いのと、ゲーム的には「とびだせどうぶつの森」(あつ森じゃなくてとび森)をやりたい気分だったので、ちょっと悩む。けれど自分はやらないと決めたことを急遽やることが出来ない人なので(なので急な予定変更になかなか対処できない)、キャラバンモードにはひとまず参加する方向で考える。そして、参加するのならばやはり猛者ライン(この点数以上取った人は凄いですよ!と褒めてくれる点数)は越えたいと考えてしまう。
 
・どうやら過去に移植作品が出ていたらしいことをこのタイミングで知る。作品のファンも多そう。今も大事に持っている方は予習できるから羨ましいなぁと思うものの、自分としてはリリース当日まで何もできない状態が続く。
・実は前日にちょっとした出来事があり、不安な気持ちで過ごすことになる。あれ以降ずっと動揺している。どこか心が落ち着かない。
 
 
挑戦日当日→2025年3月21日(金曜日)
・体調はあまり良くない。頭痛のほか、左肩と左ひじがすごく痛い。それ以上に前日の「ちょっとした出来事」のせいで心がずっとモヤモヤしている。どうにかシャキッとしたいのでシャワーを浴び、朝食後に頭痛薬を飲む。
・朝6時半を過ぎたあたりで購入・ダウンロード。普段は「出かける時間まで集中してプレイし、用事を済ませた後に再びチャレンジする」という流れだけど、頭痛がどう影響するか。
・そして今回は家族がまさかの参戦。紹介動画を見て「やってみたい」と言うので、夕方までに自分のスコアをある程度上げておかないといけない。夕方以降はプレイできないという状況。どこまで出来るだろうか。
 
 
・紹介動画はCPUと戦う「ノーマルモード」のものだったけれど、どうやら「ノーマルモード」と「腕前判定モード」の2種類があるらしい。そして、それぞれのモードでキャラバンに参加することができる。
・個人的には邪魔な要素がなくパズルに集中できる「腕前判定モード」が好み。まずはこちらからチャレンジすることに。連鎖の組み方?はあまり分かっていないものの、触っているだけですごく楽しい。
・しかし、朝7時半くらいでキャラバンモード(腕前判定の方)のトップはすでに100万点越え。参加者のレベルの高さを感じる。
・5分でどのくらい行くものなのか?と思い、試しにこの段階でキャラバンモードに挑戦してみるも、まず5分間完走できない。今回は厳しいかもしれないと覚悟する。
・頭痛薬が効いてきたせいかすごく眠い。少し休憩。
 
 
・小さな連鎖を挟みつつ初めて5分間完走するも、得点は56万点くらい。朝の段階で100万点越えを見てしまっているので、これじゃあ全然だめなんだろうなぁとがっかりしてしまった。
・完走しても50~60万あたりの記録がその後も続く。最初の段階で大きな連鎖ができればいいのかもしれないけれど、おじゃま球(目玉のついた球)を消した方が得点が高くなるはずなので、高得点を狙うにはやはりいつでも手早く連鎖を作れないといけないのだろう。
・2~3個ずつの同じ色球のかたまりを作りながら積んでいき、着火点となる色球を消すことで別の色球が左右から崩れてそこから連鎖を狙うという理屈は分かるのだけど、それを狙ってやるのは難しい。
・体調不良や用事もあり午前中はあまりやり込めなかった。気分の落ち込みも変わらない。
 
 
・13時過ぎに再開。
キャラバンモードのランキングを確認すると、この時点で100万点越えが4名ほどいて、改めてレベルの高さを痛感。これまではこんなに頻繁にランキングを確認することなんてしなかったのに、焦りが原因なのか何度も確認してしまう。
・このあたりで、公式番組「アーケードアーカイバー」内で決められる猛者ライン(この点数以上取った人は凄いですよ!と褒めてくれる点数)がどのあたりになるだろうか?と考え始める。ランキングは確認しているけれどまだ登録していない。そして今の自分はおそらく猛者ではない。自分の目標をどのあたりに定めたらよいのか。
・夕方以降に順位が急降下することを考えると、それまでに10位台には入っておきたい。目標を80万点に定め、越えたらランキングに登録しようと決める。
しかし、結果論だけどそれが間違いだった。
 
 
・得点が80万点を越えたらキャラバンモード(腕前判定の方)のランキングに登録しようと思っているのに、その目標がなかなか越えられない。
・目標を定める前に77万点くらいは2度到達していた。もしこの時登録していたら、この時点で暫定7位~10位くらいにはなっていた。
・自分の定めた目標が間違っていたのだろうか。自分には高すぎた目標だったのだろうか。後悔しても「幻の77万点」は戻ってこない。今できることは5分間の勝負に挑み続けるしかない。振り返らず進め、と言わんばかりに何度も繰り返す。
・40~60万あたりの記録がずっと続いていた中、17時過ぎに久々に70万点を超える。おそらくこれを逃したら駄目だと判断。80万点も越えてないし10位台でもない。目標を下方修正する形になってしまったけれどこれで初めてランキング登録する。
・これまでの傾向として、夕方以降にキャラバンモードの順位の変動が激しくなる。現在の順位から20は下がる。そして点数次第では猛者になれない。時間的にノーマルモードに挑戦する余裕もない。
 
 
・家族が帰宅し、一足早く自分の挑戦は終了。仮に続けていたとしても記録更新できる感じがしなかったし、ここまで体調が悪い中よく頑張った。
そして、そんな一日の頑張りが報われる。
 
・19時になりアーケードアーカイバーが始まる。毎週楽しく観ているけれど、今回は本当に楽しかった。
・現役プロレスラーであるDDTの男色ディーノ選手がアーケードアーカイバーに毎週出演されていて、さらにディーノさん自身も毎週ゲーム配信を行っている(毎週金曜日20時から「ゲイムの時間」という番組をYoutubeとニコニコ生放送で同時配信している)。
・普段は、木曜のアーケードアーカイバーで紹介した新作を、金曜日にディーノさんが猛者ライン越えに挑戦する、というパターン。
けれど今週はリリースが木曜→金曜になったので、アーケードアーカイバーも木曜→金曜に変更。ゲイムの時間と重なったのでコラボ放送という流れに。
 
 
・アケアカがきっかけでディーノさんを知ったのだけど、この番組でのディーノさんはプロレス要素が全くなく、博識でゲーム愛があり、使う言葉のセンスがすごく良い。毎週様々なジャンルのゲームに挑戦しているけれど基本的にどんなゲームも卒なくこなしていて、その中でスポーツ関連のゲームが特別上手い印象(職業柄なのかな?)。 上手いプレイを魅せる時も、なぜか時々ドツボにハマってしまう時も、観ていて本当に面白い。
 
・番組配信を2窓で視聴し、家族は戦球にチャレンジし、自分はそれらの様子を慌ただしく眺める。心のモヤモヤも、朝からずっと続いていた頭痛も、自ら課した目標に到達できなかった悔しさも、気がつくとなくなっていた。放送内で話題になっていた、「最初の方の記録が結果的に一番良い」という話が身に覚えがあり過ぎて共感しかなかった。
やらなきゃいけないことを後回しにしてしまう位、今回の配信は目が離せなく、ただただ楽しかった。
・これまで余裕がなさ過ぎて感じなかったけれど、ずっと聴いていても飽きのこないBGMと、色球がコロコロと転がる時の心地いい音が本当に良い。そして背景もすごくキレイで、おじゃま球の目玉がキョロキョロと動くのがかわいらしい。これは自分が勝負の場にいないことで分かったことだったりする。 
 
 
・いつものように、キャラバンモードの順位の読み上げが始まる。今回は家族がずっとプレイしていた関係で自分が何位くらいにいるか分からない。待っても待っても自分の名前が出てこなくて焦る中、かなり下の順位で呼ばれる。自分の予想通り「夕方の順位-20」がほぼ正しい結果となる。
・もさラインさん(今回はなぜか「ごうかくライン」さん)が定めた非公式猛者ラインは78万点あたり。これも当初「80万超えたらキャラバンに登録しよう」と思っていたので見立てどおりだったものの、これを越えることができなかったので相当焦る。
・今回はアーケードアーカイバー第1部の時間帯からディーノさんとゲーム芸人フジタさんが戦球をがっつりとプレイしていたので78万点が高すぎると判断。猛者ラインが引き下げられ、読み上げ時に70万点を超えていた59人が猛者となる。
・普段ならば高確率で「猛者ライン=ごうかくライン」になっていたと思われる。今回は運よく猛者の仲間入りを果たせた。それと、猛者ラインを配信内で決めたは腕前判定モードの方だけだったので、もしも自分がこの日ノーマルモードしかやっていなかったら自分が猛者のレベルに到達しているかどうかが分からないままだった。そういう意味でも本当に運が良かった。
 
 
・かなりの疲労困憊。おかげで翌朝は寝坊してしまった。
・キャラバンの順位を確認するとさっそく何名かに抜かれていた。やはりこのゲームは参加者のレベルが高い。
・アケアカの方のアーカイブを見て復習。上に貼った動画の3時間08分あたりから23分あたりまでがゲーム説明。
(消した通常色球の数×1000+おじゃま球を通常色球に変化させた個数×100)×何連鎖目か、という得点システムや、全消しボーナス点があること等、今後のプレイに役立ちそうな情報を入手(役立てられるとは言っていない)
 
・配信アーカイブを観ながら再挑戦し、自分の目標だった80万点越えを達成。一日遅れになってしまったけれど、「ごうかくライン」も越えることができて大満足。


リリース日も、公式放送の配信日も、放送内容(コラボ放送)も、家族の参戦も、何もかもがいつもとは違う挑戦でした。冒頭でイレギュラーなんて言葉を使ってしまったけれど、こうして後になって思い返すとすべてがサプライズだったなぁなんて思ったり。
 
あれから毎日家族と共に自己ベスト更新を目指し日々精進しています。
腕前判定モードのキャラバンで100万点越えたいんですけどね、どうしてもあとちょっとが届かない(記事執筆時点)。
 
100万点越えたらノーマルモードもやるんだ。見た目の可愛さで「いえちー」というキャラクターを使うと決めています。待っててね、いえちー。
 

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