前回記事(#33)の投稿から2か月以上空いてしまいましたが、本日より再開します。
基本的に月6回更新で、毎月2日・7日・12日・17日・22日・27日の朝6時に投稿する予定ではありますが、もしかしたら時々お休みが入るかもしれません。その際はポケダンの最新記事の冒頭部分でお知らせします(随時追記していきます)。
よろしくお願いいたします。
収録したのが2024年11月頃で、2025年3月を最後に記事作成が中断。中途半端に下書き状態になっていたものがあったので加筆修正しながら書き進めております。
かなりの空白期間を経て執筆再開していますが、よりによってストーリー中盤の盛り上がっている所からいきなり書かなければいけなくなってしまいました。
まぁ今回は内容がアレな感じなので軽く読み流す程度でいいかもしれないです(自分もあまり見返さないと思う)。
* ストーリー中盤の山場と言っても過言ではないです。閲覧の際はお気をつけください。プレイ済みの方やネタバレ情報を気にしない方はこのままお読みください。未プレイの方はクリア後に再度来てもらえると嬉しいです。
↓
【前回のあらすじ】
・主人公はカラカラさん、パートナーはコダックさん
・アブソルさんが旅に同行中
・チームFLBからの謝罪
・フーディンさん達は地底へ、カラカラさん達は自分たちの居場所へ
【この記事のお品書き】
・凱旋
・反乱失敗
・引きの画角の正体
・ストレスがかかる部分と解消される部分のバランスがやっぱりおかしい件
・次回は謝罪の嵐「長かった逃亡の旅が終わった」と言った方が正しいのかもしれない。
地割れが起こったり、洞窟に電磁波が流れたり、眠りを妨げるほどの大きな地震が発生し、沈黙の谷に風が吹かず、炎の山が苦しみ、樹氷の森の空気が暖かくなる。そんな自然変動が起こっているこの世界。
そんな異常事態の原因にさせられたものの、長い旅路の末に自らの潔白を証明。自分たちの居場所へ帰ることになる。
ここまでものすごく長い間旅をしていた描写がされていた。道のりはとても長かったはず。だから同じ道を引き返すにしてもかなり大変。とはいえ、終わりが見えない状況でひたすら逃げるのと、目的地がはっきりしていて意気揚々と歩くのとでは同じ距離でも全然違うように感じるだろう(炎の山や樹氷の森の交通手形もあるし)。
以前#27あたりで
きっとこの世界は宿屋みたいなところはないっぽいし(仮にあったとしても追っ手に見つかったら困るので利用しない気がする)、暑くても寒くても野宿なのだろうと思われる。交代で火の見張り番をして休憩を取りつつ、痕跡を完全に消して先に進んでいるのだろう。これが無期限で続いているのも精神的にキツイ。
と想像(妄想)していたけれど、仮にここまで来た道を徒歩で帰るにしても、宿屋があったら堂々と泊まれるし野宿をするにしても精神的に余裕がある。
描かれない場面は重要ではないのかもしれないけれど、こんな感じでついつい想像してしまう。
なぜかカラカラさん討伐のリーダー格になっていたチーム・イジワルズの面々。カラカラさん達がいなくなってからずっと司令塔気取りで広場にいたと思われる。自分の言葉ひとつでこうも容易くポケモン達が動くのを目にするのはさぞかし面白かったであろう。
逃亡の旅が始まったのが#23から。これまでの描写的にかなり時間が経っているはずなのに、ここだけは時間が止まっているように見える。
このあたりもスクリーンショットをあまり撮っていなかった区間で(後から見返したいほどの良い場面ではないため)、他プレイヤーさんの配信などを見て確認したところ、
・ここに残っている面々に「なぜ(カラカラさん達を)追っていかないんだ?」とゲンガーさんが問い詰めている
・それに対し、ハスブレロさんが「オレたちにはムリだよう」と答えていて、ブルーさんが「ずいぶん遠くまで逃げたって言うじゃないか。ボクたち行けてもせいぜい群青の洞窟までだよ」と答えている
・救助隊であるダーテングさんは一応後を追ったらしい。炎の山に入っていくのを見たもののそこに入っていけず見失った模様。「オレはくさタイプだからな。炎は苦手なんだ」ともっともな理由を言い、炎の山に挑んだカラカラさん達を「たくましくなったものだ!」と認める発言をする
・ずっと広場にいて何もしていないゲンガーさん達に怒るハスブレロさん。「そこまで言うならオマエたちこそ行けよ」と言うも聞く耳を持たない
といった状況。
キャタピーちゃんはカラカラさん達を待つ身なので追う必要はないし、おそらく救助隊ではないハスブレロさんやブルーさんは追っ手には加わっていない。「ずいぶん遠くまで逃げた」という情報と「行けてもせいぜい群青の洞窟まで」という自己評価を合わせて考えたらわざわざ追いかけるようなことはしないはず。ダーテングさんは立場上追う必要があったものの追跡を断念。こうして広場での会話に加わっている。
「やっつけられた知らせを受けるのがオレたちの役目」らしい。だからきっと別の救助隊チームが帰ってくるたびにやっつけたかどうかを聞いていたに違いない。
(ちゃんととどめを刺したのかどうか自分たちの目で確かめなくていいんですか?大事なことなんでしょう?ってついつい物申したくなってしまう。)
フーディンさん達以外の追っ手の面々もダーテングさんと似たような理由で帰ってきているだろうから、その度に「なんてだらしないヤツばかりなんだ!」と怒っていたんだろうな。
(ちゃんととどめを刺したのかどうか自分たちの目で確かめなくていいんですか?大事なことなんでしょう?ってついつい物申したくなってしまう。)
フーディンさん達以外の追っ手の面々もダーテングさんと似たような理由で帰ってきているだろうから、その度に「なんてだらしないヤツばかりなんだ!」と怒っていたんだろうな。
で、そんなことをしているうちに自分たちの欲しかった結果とは正反対のことが起こってしまった。カラカラさん達が帰ってきたことを知り慌てふためくイジワルズの面々。
「ふう やっと帰ってきたよ。長かった~」という言葉が重い。どのくらいの長旅だったかは分からないけども、やはり数日程度ではないと思う。それだけに、広場の中央に陣取る「あれから何も変わってない者達」を見るのはなぜかこちらがすごく恥ずかしい気持ちになる。
「後ろに見慣れないヤツもいる」と心の中で言っていることから、ゲンガーさんはアブソルさんのことを知らないのだろう。アブソルさんがいることで自分の想定外の手を出してくるのではないか?と焦っているのかもしれない。
おそらく「おとぎ話に登場するキュウコンさんを連れてこない限り無実は証明されないし、そもそも会えるはずがない」とでもゲンガーさんは考えていたのだろう。完全に油断していたね。
キュウコンさんに会って話を聞いたこと。伝説に出てきた人間ではないということ。いつものように分かりやすく結論をはっきりと伝える。
この世界には録音とか録画とか配信するような機材はないっぽいので、見苦しい悪あがきに対抗するための証言者が必要である。中立な立場であるアブソルさんがいることでその役は十分に担えるのかもしれないけれど、思いもよらぬところから「ゲンガーさんの乱」は終焉を迎えることになる。
最初から信じてくれていた。この言葉はとても重たい。
まわりのポケモン達が面白いように騙されていく中、キャタピーちゃんは無実を信じずっと待っていた。無実を訴えようにもあの状況では数の暴力で負けていただろうし、まだ小さいので旅に同行することも出来ない。キャタピーちゃんが出来ることはひたすら信じて帰る場所を守ることだった。
きっと反撃の機会をずっと伺っていたのだろう。自分よりもおそらく年上と思われるまわりのポケモン達がみんなこんな感じだから口火を切ったのかもしれない。ゲンガーさんをオマエ呼ばわりしてしまうくらい肝が据わっている。
先程の「オレはくさタイプだから炎は苦手」というのは建前で、本音はこちらだと信じたい。
「言われて仕方なく倒そうとした」のはダーテングさんだけではない。そういう状況になったことは未だに納得していないけども。まぁこのあたりの話は次回記事でもしている気がする。
「言われて仕方なく倒そうとした」のはダーテングさんだけではない。そういう状況になったことは未だに納得していないけども。まぁこのあたりの話は次回記事でもしている気がする。
ハスブレロさんやブルーさんもこちらの味方になる。
コダックさんからの一報を聞いた際、ハスブレロさんやダーテングさんは「な・・・なんとっ!」「ホントなのか!?」と驚いていた。この場面を若干ひねくれた見方をするならば、無実の証明にあれほどの時間がかかったというのに、キャタピーちゃん以外の広場の面々はそれまでカラカラさんを疑い続けゲンガーさんに延々と騙されていたということだ(ダーテングさんは若干揺れていたかもしれないけれど)。
更にひねくれた見方をするのなら、その場の発言力が高い者にみんなの思考が引っ張られているように感じる。だから、#21でゲンガーさんが言った言葉に騙されたり、今回キャタピーちゃんの発言からカラカラさんを信じる流れになっているように見えてしまう。
とはいえ、これで初めて数的優位に立つ。
自分たちのために物申すみんなの姿を見て胸が熱くなるコダックさん。
しかしこれで終わることはない。ダメ押しとなるサプライズが待っていた。
(配達担当のペリッパーさんが話すのは初めてかもしれない。)
いつもはポストに届くポケモンニュースの号外が広場にいる面々に向かって上からパラパラと降ってきた。代表してハスブレロさんが読み上げる。
「カラカラ 無実だった!!」
キュウコンに出会ったカラカラは
キュウコンに出会ったカラカラは
フーディンの立会いのもと・・・
自分が伝説に出てきた人間ではないことを証明した。
これにより ゲンガーの言ったことは
真っ赤なウソであることが判明した。-終わり-
フーディンさんが立ち会ったことをきちんと書いている。この一言がかなり大きい。
コダックさんの発言だけならば証拠を見せろと言われる。フーディンさんが立ち会ったことを第三者が証言することでコダックさんの発言に信憑性が生まれる。カラカラさん達とフーディンさんが結託し嘘を言っていると疑うのであれば、今ここにいるアブソルさんに証言してもらえば良い。アブソルさんが立ち会ったことも公的機関?であるポケモンニュースは把握しているはず。
これ以上の証拠はない。悪あがきさせないようひとつひとつ要素をつぶしていく。その畳みかけがすばらしい。
けれど、カラカラさん達はたった今戻ってきたばかり。
キュウコンさんはこのことを広場にいる他のポケモン達に伝える義務はないだろう。
フーディンさん達はここに戻ることなく地底に向かったし、誰がこの事実を知り号外を書いたのだろうか。
前々回記事(#32)を見ても分かるとおり、この場面はこんな感じで遠くから見たような画像が多く使われている。
これは推論でしかないけれど、これは空を飛ぶペリッパーさんから見た景色なのではないか。全員の姿を画面に収めたいのならもう少し寄ってもいいはずだし、引きの画角が多めなのはそういうことなのではないかと。
カラカラさんがキュウコンさんに出会ったことも、自分が伝説に出てきた人間ではないことを証明したことも、その場にフーディンさんが立ち会ったことも、記者自身の目で見ていたからすぐに「号外」が出せたのだと思われる。
疑ってたら「いつまでも待ってるぜ」なんて言えない。きっと空から見守っていてくれたんだと思う。
普段の配達業務に加え、カラカラさん達を見守ったり号外を書いたり。そんなハードワークをこなしてくれたことに感謝しなければ。
(別個体のペリッパーさんである可能性も考えられるけれど、やはりここは同じペリッパーさんだと信じたい。)
これはさすがに観念した模様。敗走を強いられる。
自分の言葉ひとつでポケモン達が自分の思うように動く。救助隊協会も、フーディンさん達も面白いように動く。きっと神様にでもなった気分だっただろうな。
そんな「神様」からの謝罪はなかった。そしてチーム・イジワルズの面々がこの後どうなったのかは分からない。ダーテングさん達から逃げ切ったのだろうか。逃げ切ったら無罪放免なのだろうか。
ポケモンの命がかかった冤罪を引き起こそうとした。大勢の者を不安にし混乱させた。主犯格はゲンガーさんかもしれないけれど、ゲンガーさんだけが悪いという話ではない。これはじっくりと精査もせずゲンガーさんの話を鵜呑みにしたコミュニティ全体の問題でもある。「疑わしきは罰せよ」の考えを皆で反省して欲しい。
プレイヤー目線だと、ストレスがかかる部分は時間をかけてたっぷりと見せつけられ、ストレスが解消される部分は相当あっさりとしている印象。やはり勧善懲悪のバランスがおかしいと感じます。
主人公に疑いがかかる場面と帰還した直後が個人的にかなりきつかった。ゲンガーさんが特に好きなプレイヤーさんは自分よりもっと辛い思いをしている気がする(汚名返上の機会はもう少し先になるので今しばらくお待ちください)。おそらく次回記事までこの流れは続きますが、ここを越えたら記事執筆も楽になるはず。
さっきまであんなに騒々しかった広場に残ったのはキャタピーちゃんだけ。
「おかえりなさい!」。カラカラさんやコダックさんが一番欲しかった言葉だと思う。辛い旅が終わったのだと実感する。
広場での騒動を収束させる流れを作り、騒動の主犯格をオマエ呼ばわりし啖呵を切る。大活躍だったキャタピーちゃんもヒーローだと個人的に思う。さすが、未来の救助隊員。
長旅で疲れただろうし、ゆっくり休んでほしい。